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沿岸部にイノシシ出没 男性1人けが 香川・高松市

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 29日夜から30日朝にかけて高松市沿岸部にイノシシが出没し、衝突して転倒した男性が軽いけがをしました。

 30日午前7時頃、きょう午前7時ごろ、高松市瀬戸内町で自転車に乗っていた83歳の男性にイノシシが正面から突っ込みました。男性は転倒して足を捻挫するなどの軽いけがをしました。

 また、29日午後11時半頃には、約1.2キロ離れた高松市浜ノ町のマリーナにもイノシシが出没しました。イノシシは、マリーナの事務所入り口のガラスを突き破って侵入し、中を荒らして逃げました。

(被害にあった事務所の社長はー)  「わや(むちゃくちゃ)ですね。血だらけで事務所に入ってきたのは初めて。」

(記者リポート)  「事務所に近い防潮堤には、イノシシの毛のようなものがついています。イノシシはこの防潮堤を乗り越えたと思われます。」

 2カ所に現れたのは同じイノシシと見られ、体長は約1メートルです。

 出没現場が校区に含まれる高松市立新番丁小学校では30日は集団下校にし、教師が児童に注意を呼びかけました。

(教師はー) 「ひょっとするとこの近くをうろうろしている可能性があるので外に遊びに行くのはちょっと我慢しましょう、危ないですから」

 新番丁小学校では今後の状況を見て、12月1日以降も集団下校を続けるか判断します。

(新番丁小学校 佐藤かおり教頭) 「どこに出るかわからない ということもあるので、日ごろから子どもたちには 危機管理意識を持ってもらって、安全に気をつけて登下校してもらえるように指導していかないといけないなと 思っています」

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