26日朝、高松市の住宅街にイノシシが出没しました。イノシシは捕まっておらず、警察が注意を呼び掛けています。
(山下佳乃リポート)
「現場は閑静な住宅街です。イノシシはこちらの道で目撃されました。その後、東の方向に向かって逃げたということです」
(目撃した人は―)
「空き家からか、庭からか、出てきました。この子(ペットの犬)より一回りぐらい大きい。まだ子どもだと思うけどね」
26日午前8時ごろ、高松市国分寺町新名の住宅街にイノシシがいるのを近所の人が見つけ警察に通報しました。警察官と高松市の職員、合わせて約20人が2時間ほどイノシシを探しましたが見つかりませんでした。けが人はいませんでした。
イノシシの出没を受け、現場から約350メートル離れた国分寺南部小学校周辺では、警察官と地域ボランティアが下校する児童を見守りました。
警察によると、目撃されたイノシシの全長は約1メートルです。警察は、イノシシが餌を求めて再び住宅街に出没する可能性があるとして注意を呼び掛けています。
高松市によると、ここ数年、イノシシが市街地に出没するケースが増えているということです。高松市では、1月に入って25日までにイノシシの目撃情報が15件ありました。