大手製粉会社が4日の出荷分から家庭用の小麦粉を値上げしました。12月には業務用の小麦粉も値上げしたばかりです。家庭や小麦粉を使う飲食店にはどのような影響が出ているのでしょうか?
日清フーズや昭和産業など大手製粉会社3社は、家庭用の小麦粉を4日の出荷分から値上げに踏み切りました。原材料の価格が上がったことなどが理由で、いずれも1パーセントから4パーセントの値上げす。
(スーパーの買い物客らはー) 「値上がりしないほうがよろしいですけどね。お売りになるほうも上げなかったらなかなか難しいんでしょうね」 「上がらないほうがいいことはいんですけど、それほどでもないかなあ」
(記者) 「小麦粉の値上がりで気になるのは、やはりこちらのうどんです。このうどん店では、うどん、天ぷらともに値上げの予定はないそうです」
業務用の小麦粉は12月20日の出荷分からすでに値上げしています。うどんなどに使う中力粉は25キロ当たり約150円、天ぷらなどに使う薄力粉は約200円上がりました。
(松下製麺所/松下守 さん) 「どれだけの原価が上がるかによって下手に上げて消費が減ればマイナスになりますし、ちょっと今のところは判断しきれません」
また、パンなどに使う強力粉は25キロ当たり30円高くなりました。
(イノウエベーカリー/井上直也 さん) 「いずれは値上げをすることになるかもしれないんですけど、今の時点では考えていないですね。たくさん買ってもらいたいというのがあるのであまり上げないほうがいいとは思うんですけれども、どうしてもというときは仕方ないですね」
そして「粉もの」の代表格、お好み焼。お好み焼店では小麦粉の値上げによる影響はいまのところそれほどないそうですが、別の材料の価格高騰に悩んでいました。
(ふみやお好み焼 鍛冶屋町店/杉原文雄 さん) 「それよりもキャベツがはるかに耐えがたく商売に影響しています。20円、30円高くなったからふみやには行かないというお客さんはいません、うちのお客さんには」