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値上げラッシュ再び?岡山市の人気コッペパン店でも値上げ 背景にあるのは「電気代の高騰」

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 7月1日から生活に身近なものが「値上げ」を控えています。その一つが「パン」です。岡山市の人気コッペパン店では6月29日から一部のメニューを値上げしました。背景にあるのは「電気代の高騰」です。

 コッペパンに唐揚げや野菜を挟んだものや、クリームをたっぷり挟んだデザート系も人気です。岡山市北区の「つむぎコッペ 岡山シンフォニー店」では、具材がギュッと詰まったコッペパンを約30種類販売しています。小麦粉は岡山県産の「もんげー粉」にこだわっているそうです。

 岡山市のパン店から仕入れていますが、5月から仕入れ値が上がっています。

(つむぎコッペを経営 笑福屋/石戸紀代美 社長)
「全体的に1割以上は上がってますね、原材料が」

 毎年販売している「夏メニュー」が29日店頭に並びました。原材料の高騰で夏メニューは2022年より10円から20円値上げしました。

 たとえば「カプレーゼ」は、パン1個あたりでトマトが5円、モッツァレラチーズが10円、レタスが2円など、すべての具材が2022年より値上がりに。2023年は20円アップの360円で販売しています。

(松木梨菜リポート)
「値上げの理由の一つには、電気代の高騰があります」

(つむぎコッペを経営 笑福屋/石戸紀代美 社長)
「ここ2~3カ月で(電気代が月)1万円弱ぐらいは上がってます。新鮮な野菜とか具材の冷蔵冷凍があるので、値上げをせざるを得なくなってきて」

 採算を取るのが難しいため、年内に再度の値上げも検討しています。

(つむぎコッペを経営 笑福屋/石戸紀代美 社長)
「(再度の値上げは)なるべくしたくはないんですけど、原材料もこっちのほうが質を落とさずに安く手に入るかなっていうのを探しながら、企業としても努力していきたいと思います」

 7月から値上げする主な品目は、パン、家庭用小麦粉などです。民間の信用調査会社帝国データバンクによると、7月値上げが予定されているのは約3400品目、そのうち約2割が「電気代の上昇」を値上げの理由にあげています。

 帝国データバンクは「電気代」の上昇は値上げラッシュの引き金となる可能性があるとみています。

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