産学民官が連携し、さまざまなデータを集めて地域の課題を解決します。「スマートシティー」の推進に向けて、香川県高松市と大学などが基本合意しました。
高松市とNEC、STネット、香川大学、香川高専の5者が基本合意書を締結しました。 高松市は、あらゆる物をインターネットとつなげてデータを活用する「スマートシティー」を目指しています。複数の分野のデータを集める共通プラットフォームの運用を27日から始めました。
防災の分野では、河川や護岸に水位センサーを設置し、職員が現場に行かなくても状況を把握できるようにします。 観光の分野では、50台のレンタサイクルにGPSを付けて、観光客の移動経路や滞在時間などのデータを集めます。 今後は、集めたデータの活用に向けて、実証実験の環境の構築や人材育成が課題です。
(高松市/大西秀人 市長) 「データを分析して、それを政策課題の解決にどういうふうに結びつけていくかというのは、やはり人間の頭で考えないと」
高松市では、新年度に福祉や交通の分野でもデータを活用する方針です。