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岡山空襲を体験「戦争」について講演も…アニメ映画監督・高畑勲氏が死去

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 「火垂るの墓」など数々のアニメ映画を手がけた高畑勲監督が5日、肺がんのため亡くなりました。82歳でした。

 三重県で生まれた高畑勲監督は、1943年に岡山市に移り住み、その2年後には岡山空襲を体験しました。  2015年には、岡山市で講演し、戦争に対する思いを語りました。

(高畑勲 監督 当時79) 「いったん戦争になって踏み切ってしまったら、国がそしたら日本人は日本人で団結したいためにそれまでの主張は無になる。『和をもって貴しとなす』というのは素晴らしいし、僕も日本人として大好きです。だけど危険なんですよ。すごく危険」

(Q戦争しないためには何が必要?) 「僕は(憲法)9条というものすごく難しそうな歯止め、これは世界的にみてこんな憲法を持っている国はないのであって、戦争をできないようにしているのは本当に素晴らしい知恵です」

 高畑監督は「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」や「平成狸合戦ぽんぽこ」など数々のテレビアニメや映画を製作してきました。5日未明、東京都内の病院で肺がんのため亡くなりました。82歳でした。

 スタジオジブリでは5月15日にお別れの会を開く予定です。

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