復旧作業や避難生活の強い味方になりそうです。被災者に、無料で車を貸し出す施設が、倉敷市真備町の体育館に設置されました。
倉敷市の真備体育館2階に設置された「岡山災害サポートカーステーション」です。 東日本大震災をはじめ、今回の豪雨の被災地でも無料で車を貸し出している、宮城県石巻市の日本カーシェアリング協会が設置しました。
(日本カーシェアリング協会/吉澤武彦 代表理事) 「災害のとき、車っていうのは本当に大事なんですね。少しでも早く、困っていらっしゃる方に車を届けたいと、やりながら改めて思いました」
車両は、全国や岡山県内のディーラーから提供されたほか、個人からの申し出もあります。
(三重県から来た提供者はー) 「車の買い替えのタイミングとかいろいろあったんですけども、そういうのに出すぐらいだったら、困っている人に役立ててもらったほうがいいんじゃないかなと思いまして」
カーステーションにはさっそく被災者が、車を借りに訪れました。
(借りに来た被災者はー) 「足がなかったら、ちょっといろいろどこ行くのもちょっと都合が悪いから、借りに来たんですけど、車は2台とも水没、うちは」
現在、取り扱っている車両は、軽トラックなどの作業用6台を含む23台で、8月中旬には40台体制となる予定です。 期間は9月末までで、需要が高い軽トラックなどは2日単位で借りることができます。
受け付けは真備体育館で行いますが、難しい場合は、スタッフが車を避難先まで届けてくれます。
予約が必要で、下記の電話番号で受け付けています。 岡山災害サポートカーステーション 070-1143-7799(岡山県に住む被災者対象) 協会によると希望者が多数の場合は、共同利用していただける方を優先的に貸し出すそうです。