発令から約1カ月で解除です。西日本豪雨で発令されていた倉敷市真備町の緊急の避難指示が、7日朝、全域で解除されました。
倉敷市は、決壊した河川の堤防の緊急復旧工事が完了したことや、各河川の水位情報を市民が常に把握できる状態になったことなどから、午前10時に真備町全域の避難指示を解除しました。
(真備町の住民はー) 「よかったですねいいことですよ。このまま早く復興して安全な住みよい真備町になれば」 「そうは言われてもなっていうのが正直なとこですね」 「もう先は見えません。まだ」
復旧工事が完了したものの、あくまで応急工事のため、倉敷市は避難準備情報の発令は、通常よりも一段階厳しい基準で運用していくとの方針も決めました。
岡山県内では、現在も早島町の1世帯に避難指示が出ています。
(記者) 「堤防の一部が決壊した旭川です。仮復旧工事は終わっていて、現在、国の担当者が現場の状況を確認しています」
被災した公共土木施設の復旧工事について、国の負担額を決めるための「災害査定」が、岡山市北区御津国ヶ原の旭川で行なわれました。
国土交通省の「災害査定官」が堤防の被害状況や、復旧工法が適切かをチェックしました。
(国土交通省/小寺秀治 災害査定官) 「迅速に災害の査定を進めさせていただきまして、それが災害復旧の方を、より早く進めていただけるようにお願いしたいと思っています」
今回の災害査定は9日まで、このほか13件について行なわれます。