夏休みに合わせて「ことでん」がスタンプラリーをしています。「SF劇画でよみがえる香川県郷土史」がテーマのこのスタンプラリー。どうやらターゲットは子どもだけではないようです。
7月15日に始まったことでんスタンプラリー、その名も「電磁車両コトディーン ルート・ゼロ」。 香川県の郷土史がテーマと聞くとなんだか硬いイメージですが…
(記者) 「ことでんスタンプラリーはストーリー仕立てになっていて、こちらの十河警部と生駒刑事を中心に話が展開します」
ストーリーは、高松北署の刑事2人が署長に呼び出されるところから始まります。2人が遺跡の盗掘事件を捜査する中で、ことでん沿線の土地にゆかりのある人物や場所が登場します。
注目すべきは、スタンプラリーに登場するひとクセある人物は全員歴史上の武将や偉人がモデルになっているということです。香川県の歴史や伝説を楽しく学べるよう工夫をこらしています。
また、タイトルにもある「コトディーン」は、どこか懐かしさを感じるこの巨大ロボット。昔の劇画風のイラストに巨大ロボット、郷土史…このスタンプラリーには、大人も楽しめる魅力がたっぷり詰まっています。 そして、6つの駅でスタンプを集めると景品ももらえます。
なぜこのようなスタンプラリーを思いついたのでしょうか。
(ことでんスタンプラリーを考案/デザイナー 野口二朗さん) 「自分たちの知らない歴史を掘り起こしながら、電車に乗って出かけましょうっていうのがスタンプラリーのテーマ。実は、田舎ならではのかっこよさっていうのが眠ってるので、それをぐっと掘り起こして形にしたものにしたいなと思ってる」
気になるスタンプですが、ぜひ現場でゲットしてほしい、ということで、ここではお見せできません。
スタンプ手帳は、ことでん高松築港駅と瓦町駅の窓口で買うことができます。
ことでんスタンプラリー「コトディーン ルート・ゼロ」は9月30日までの予定です。
(高松琴平電気鉄道/植野直樹さん) 「県内外問わず、小さいお子さんから親御さんまで、一緒に楽しんでいけれるスタンプラリーになってますので、皆さんぜひ来ていただきたいですね」
夏休みは電車に乗って、香川県の歴史を楽しく学びませんか?