瀬戸内国際芸術祭で「島巡り」が注目を集める中、おすすめの観光プランや移動手段を、スマートフォンのアプリで提案する取り組みが、国のモデル事業に選ばれました。
小豆島に拠点を置く東京のベンチャー企業「scheme verge(スキーム・ヴァージ)」が開発したアプリ「Horai」です。 瀬戸内の島々のおすすめスポットをテーマ別に掲載していて、行きたい場所を選ぶと効率的な巡り方や交通手段を提案してくれるほか、海上タクシーの予約や決済も行えます。
この「Horai」で、海上交通だけなく航空会社や、バス、タクシー事業者などとも連携しようという実証実験が、国土交通省の「新モビリティサービス推進事業」の先行モデル事業に選ばれました。公募51事業の中から全国の19事業が選定されていて、四国では唯一です。 データの連携や需要予測、電子決済の導入などに最大1420万円の補助金が交付されます。
(scheme verge/須田英太郎 瀬戸内地域ディレクター) 「本当はもう1つ2つ島を訪れたかったんだけど時間ないから、あるいは、交通がそれほど便利ではないから行けないなってなっていた。便利な快適な旅を提供するためには、複数の事業者が連携しあうことが大事」