岡山県出身の画家・竹久夢二の生誕135年を記念した特別展が始まりました。アメリカ滞在時代に描いた貴重な作品も展示されています。
華やかな赤い着物が目をひく「花衣」。竹久夢二がアメリカ滞在時代に描いたもので、華やかな色彩など油絵の良さを生かしています。全米日系人博物館が所蔵していますが、これまでに一般公開された記録はありません。
夢二の生誕135年を記念した特別展には、約150点が展示されています。
物憂げな表情の白人女性が横たわる「西海岸の裸婦」もアメリカで描いた作品です。背景のストライプなど、大胆なデザインを取り入れ、新たな作風に挑んでいます。
きゃしゃな女性が穏やかな表情を浮かべる「立田姫」は、夢二式美人の集大成と言われています。
そのほか、渡米前に異国への憧れを描いた作品など、夢二の足跡をたどる展示会は12月8日まで開かれています。