河川工事のために姿を消す予定の戦国時代の山城で、発掘調査の現地説明会が開かれました。
倉敷市船穂町と真備町にまたがる南山城跡。高梁川と小田川の合流地点にあるため、水害対策のための川の付け替え工事にともない来年には姿を消す予定です。
これまで岡山県古代吉備文化財センターが発掘調査を進めてきましたが、10月末で調査を終了します。
今回が最後の現地説明会とあって、県内外から多くの歴史ファンが集まりました。これまでの調査で、南山城は小さいながらも大規模な防御設備を整えていたことがわかっています。
訪れた人は調査員の説明に耳を傾けながら、発掘された堀や土塁などを熱心に見ていました。
(訪れた人はー) 「こういうの来るの初めてだったので、見られて良かったです」 「残念ですよね。でも川の流れを変えなきゃいけないから仕方ないですよね」