国の史跡に指定されている岡山県総社市の「備中国分尼寺跡」で2023年10月から初めて発掘調査が行われていて、27日、現地説明会が開かれました。
備中国分尼寺は、奈良時代に聖武天皇の命令によって建てられた尼寺です。今回の発掘調査で、寺の玄関にあたる「南門」など3つの建物の基礎が確認され、規模や構造が推定できるようになったということです。
岡山県古代吉備文化財センターの松尾佳子総括副参事は「全国的に見ても残りのいい国分尼寺ですので、具体的な姿が描けるような調査をしていきたいと思います」と話していました。
この発掘調査は1月29日から2月2日まで公開されます。