警察官たちが逮捕の技を競い合いました。犯人を確実に検挙するために必要な技術、それが「逮捕術」です。きょう香川県警の逮捕術の大会が開かれ、警察本部と各警察署から選手が集まりました。
(記者) 「先週行われた中四国9県合同の逮捕術大会で準優勝を果たした香川県警、きょうはどんな試合が見られるのでしょうか」
香川県警の「県下警察逮捕術大会」。今年は警察本部6部門と12の警察署、合わせて18チーム、157人が参加しました。 部門や署の規模で1部と2部に分けられ、選手たちはそれぞれの頂点を争います。
大会は団体戦のみで争われます。装備を持たない「徒手」。警察の装備である「警棒」と「警杖」。中には、片方が「短刀」を想定した道具を持つ試合もあります。
自分の身を守りながら相手の急所に効果的に技を入れられるかが勝負のポイントです。 選手の間近の観客から声援や拍手が送られ、大会は盛り上がりを見せます。
(香川県警察本部/生活安全部の男性選手はー) 「非常に苦しい試合もありましたが普段からですね、非常に訓練しっかりやっておりましたんで、自分としてはいい試合ができたかなと思っております」
参加選手の最年長は高松西署の古川邦彦選手。今年で61歳です。試合では、年齢を感じさせることなく攻めの姿勢を貫きました。
また、各チームとも女性が1人出場しました。警棒を使って果敢に相手を攻撃し、迫力ある戦いを見せました。
(高松北署の女性選手はー) 「最近は拳銃奪取だったり警察官の殺傷事案が増えてますので、やられないように現場でも相手を制圧できるように、また、女性なので、女性も強いというところを見せながら頑張っていきたいと思います」
熱戦の結果、1部は高松北警察署が、2部は三豊警察署がそれぞれ優勝しました。