岡山県教育委員会は心と体の性が一致しない性同一性障害の人らに配慮し、県立中学校と高校の入学願書の性別記入欄を2021年4月の入学者を決める来年度入試から廃止することを決めました。
廃止されるのは、岡山県の55の県立中学・高校の入学願書の性別記入欄です。男か女どちらかの性別を受験生が記入します。
県教委によりますと各校が作成し、願書と一緒に提出する調査書に性別が記載されているため、受験生が無理に記入する必要はないと判断したということです。
岡山県教委高校教育課は、「心の性と一致しない性別を書くことに苦しむ生徒の負担を軽減したい」とコメントしています。
また岡山市教育委員会は、岡山後楽館中学・高校の入学願書の性別欄を今年度行う入試から廃止する予定です。