岡山県瀬戸内市が購入計画を進めている国宝の日本刀「山鳥毛」が、岡山市の博物館で特別公開されています。
上杉謙信の愛刀として知られている国宝の「山鳥毛」。鎌倉時代に現在の瀬戸内市長船町でつくられました。
個人が所有していますが、23年前から岡山県立博物館で保管されています。14日から特別公開され、訪れた人が美しい姿を写真に収めていました。
(広島県から訪れた人はー) 「光とか刃紋とかすごいきれいでびっくりしました」
「山鳥毛」を里帰りさせようと、瀬戸内市が寄付を募ったところ目標の約5億1000万円を上回る金額が集まりました。
「山鳥毛」は今後、瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で保管・展示される予定です。「山鳥毛」の特別公開は29日までです。
(岡山県立博物館/山田寛人 館長) 「20年以上管理をしておりますので、わが子のような愛着はもっておりますけど、またここでお見せできる機会があればありがたいなというふうにも思っております」