国宝・山鳥毛の特別展示が10日、岡山県瀬戸内市で始まりました。
上杉謙信の愛刀として知られる国宝・山鳥毛。華やかで美しい山鳥の羽毛のように見える刃文が特徴です。
瀬戸内市が購入費と施設整備費など合わせて5億1309万円の寄付を募り、岡山県内の個人から購入しました。
10日、初めて一般に公開されました。3密を避けるために事前に予約をして訪れた人はさまざまな方向から山鳥毛の写真を撮っていました。
(来場者はー) 「初めて来たんですけどすごく見入って、気持ち的に刀に入った気分でした」 「感動ですね。自分の地元で国宝が生まれてここに来たというのは」
(備前長船刀剣博物館/杉原賢治 主任) 「皆さまのお力添えで山鳥毛が戻ってきました。やっとこの日が迎えられた。ここが(日本刀の)一大生産地だったんだというのを感じてほしい」
山鳥毛の特別展示は1時間40人程度の事前予約制で、10月4日まで瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で行われます。