新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、香川でもイベントの中止や延期が相次いでいます。そんな中、東かがわ市で始まったソフトボール大会も当初の予定とは「違った形」になっていました。
東かがわ市で、27日から4日間開かれるソフトボールの大会には、香川や広島、愛知などの大学や社会人チーム、8チームが出場します。
(記者リポート) 「試合会場には、去年まではなかった感染症対策を呼び掛ける表示やハンドソープ、アルコール消毒が設置されています」
主催した東かがわ市ソフトボール連盟は、「咳エチケットや手洗いなどをこまめに行うこと」「発熱や風邪の症状がある場合は参加しないこと」を条件に大会を行うことを決めました。
この大会には、当初「香港のチーム」も参加する予定でした。 東かがわ市では、4年前から香港の代表チームと国際親善大会を行っています。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて香港のチームが辞退。「国際親善大会」ではなく国内チームのみの「交流大会」になりました。
(東かがわ市ソフトボール交流国際親善大会実行委員会/寺井繁治 会長) 「非常に残念なことです。ナショナルチームですから、こちらもそれなりのチームを準備していた。また競い合う大会にしたい」
この大会は「開催」されましたが、新型コロナウイルスの影響で岡山・香川では多くのイベントが中止や延期を余儀なくされています。
この時期は、岡山県真庭市の勝山や東かがわ市の引田、宇多津町など、各地で雛祭りのイベントが予定されていましたがいずれも中止になりました。
(25日会見 JR四国/半井真司 社長) 「今週末から予定をしておりました、『志国土佐 時代の夜明けのものがたり』の車両展示については、今回は中止というようなことにさせていただこうと」
岡山駅や高松駅でも予定されていたJR四国の新しい観光列車の展示会も中止、各地のマラソン大会などスポーツイベントも中止や延期が相次いでいます。
また岡山市は27日、不特定の参加が見込まれる市の主催行事について、当面2週間をめどに全て中止することを決めました。 このほか、「中止」ではないものの、高松競輪は27日から当面の間、ボートレースまるがめは、28日から3月15日まで無観客でレースを行うと発表しました。