岡山県鏡野町の奥津温泉で1日、春の訪れを告げる名物の「足踏み洗濯」の実演が今年も始まりました。
奥津温泉には黄色い帯に赤いたすきの着物姿の女性3人が、温泉の湯を引いた洗濯場に登場しました。
赤いけだしからのぞく足が小唄に合わせてリズムよく動き汚れを落としていきます。
足踏み洗濯は、クマやオオカミに襲われないよう立って見張りながら洗濯したのが始まりとされ、今は重要な観光資源の一つとして定着しています。
訪れた温泉客らも一緒に足踏みしたり写真を撮ったりして楽しんでいました。
(温泉客はー) 「寒い時期にこういうことをされていたということは、とても大変だったんだなと思います」
(鏡野町観光協会/難波庄司さん) 「最近、コロナウイルスでいろんな行事が中止となっておりますけど、できるだけ奥津温泉の方も頑張ってやっていきたいと思いますのでぜひお越しいただければと思います」
足踏み洗濯の実演は12月中旬まで日曜・祝日の午前8時半から15分行われます。