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高校生がプロサッカーチームの試合データを解析!「強化策」を提案 香川・観音寺市

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 スポーツの世界でもAIやデータ分析の活用が進んでいます。香川県観音寺市の高校生が、地元プロサッカーチームの試合のデータを解析し、強化策を提案しました。

(記者リポート) 「スポーツをデータ解析する大会で毎回優秀な成績を残している観音寺第一高校がカマタマーレ讃岐の分析を行いました」

 J3のカマタマーレ讃岐は、1年でのJ2復帰を目指した昨シーズン、10勝9分け15敗で18チーム中14位。今シーズンも開幕8試合で未だ勝利がなく、最下位に沈んでいます。

 観音寺一高の理数科では、AIによる人材教育に取り組む「MA i ZM(マイズム)・みとよAI社会推進機構」の協力を得て、課題研究の一環としてカマタマーレ讃岐のデータ分析を行い、8月4日に報告会を行いました。

 1組目はカマタマーレの昨シーズンの対戦データから、チームの特徴や勝ちにつながるチームスタイル、具体的なプレーを分析しました。  その結果、カマタマーレは後方へのパスが多く、負けた試合ではボールを保持する時間が長いことが分かりました。

(生徒の発表) 「基本的に相手ゴールに向かう意識でショートパスを行う」

(生徒はー) 「多くの数のデータを使ったのでデータをまとめたりとか、何段階も考えることがたくさんあったのですごく難しかったなと思いました」

 2組目はカマタマーレが重視している「シュート決定率」の重要性について分析しました。

 その結果「シュート決定率」より「シュート数」を増やすことがゴール数につながることを導き出しました。  そして、それを可能にするためのポジションごとの改善点を提案しました。

 研究の過程では、カマタマーレの社長やGMにもプレゼンテーションを行いました。


(生徒はー) 「私たちは統計からみて(分析)してたけど、向こう(カマタマーレ讃岐)は経験論とかいうのがあったかなっていうのを思うんですけど、納得してもらいたくてそこがすごい苦労しました」

(MAⅰZM代表理事/三豊市 山下昭史市長) 「(選手の)何を強化すべきなのかどういうことを、チームとしてプレーを臨めばいいのか、具体的に提示できるということは、そういった意味でAIの可能性って大きいなと思いました」

 観音寺一高の2グループの研究は、日本統計学会が主催する「スポーツデータ解析コンペティション」の中高生の部門で全国2位と3位にあたる優秀賞と奨励賞に輝きました。

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