売り上げが落ち込んでいる岡山県赤磐市の8つの事業者が、伝説の剣をモチーフに商品デザイン用のロゴマークを作りました。
赤磐市の石上布都魂(いそのかみふつみたま)神社です。
(記者) 「この神社にかつて収められていた剣のレプリカです。日本書紀によりますとスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するときに使い、疫病を鎮める力もあるとされています」
その剣をモチーフにして作られたロゴマークです。真ん中に剣の名前「おろちのあらまさ」と大きく書かれています。炎のような円は、新型コロナウイルスを断ち切る剣の軌道を表現しています。
新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んでいる酒蔵やパン工房など、赤磐市の8つの事業者が立ち上げた「おろちのあらまさ部疫病退治プロジェクト」です。
28日は事業者など約20人が神社に集まり、新型コロナウイルスの終息を願いました。
(室町酒造/花房満さん) 「赤磐にこういった素晴らしいものがあって、アマビエどころじゃないんだぞ。全国に広く知っていただこうと」
事業者はそれぞれの商品のパッケージにロゴマークをプリントしたりステッカーを貼ったりして、赤磐市の伝説でブランド化を目指します。オリジナルロゴマークを施した商品は、10月10日から販売されるということです。
(花房満さん) 「われわれ事業者がコロナ禍で非常に苦労している。このロゴマークを通して、少しでも起爆剤といいますかモチベーションアップにつながれば」