障害のある人が支援を受けながら働く就労継続支援B型事業所が、新型コロナウイルスの感染予防に役立つ商品を作っています。
岡山県吉備中央町にある就労継続支援B型事業所「吉備の里希望」です。この事業所が製作した新型コロナウイルス感染予防グッズ「ウイルスブロック」が人気を集めています。
(記者) 「この商品をこのようにドアノブに引っ掛けると触らずにドアを開けることができます」
またエレベーターや自動販売機など、多くの人が触れ新型コロナの感染が心配されるボタンに直接触らずに押すことができます。
岡山県産のヒノキを使い、デザインは「ウイルス」の頭文字「ウ」をモチーフにしています。
(吉備の里希望/山﨑弘一 所長) 「新型コロナの関係で仕事が激減したので、その激減した仕事量を少しでも確保するためにウィルスブロックを考案しました」
この事業所では新型コロナウイルスが流行する前は、女子バレーボール「岡山シーガルズ」や女子サッカー「岡山湯郷ベル」などのキーホルダーを作っていました。
しかし試合やイベントの相次ぐ中止で、2019年と比べて売り上げが半分以下になりました。
そんな中誕生した「ウイルスブロック」。6月下旬から販売を始めこれまでに約4000個売れています。
(山﨑弘一 所長) 「1万人ユーザーを目指して少しでも感染防止の習慣になるように、皆さまの生活の中に浸透していただければと思っています」
「ウイルスブロック」は1つ200円。岡山市の両備グループのお店などで販売され、電話注文も受け付けています。
吉備の里希望 0866-56-9898