毎年の正月に多くの参拝客でにぎわう岡山市の寺で14日、早くも初詣が始まりました。
岡山市北区の最上稲荷。毎年、正月三が日には約60万人の初詣客が訪れます。
(記者)
「まだ新年は迎えていませんが、初詣をするために参拝客が訪れています」
新型コロナウイルスが猛威を奮う今シーズンは、2020年12月14日から2021年2月3日までを参拝期間とした「分散参拝」を呼び掛けています。
(最上稲荷/杉本泰潤 執事長)
「ゆっくりとゆったりとお参りをしていただければ、密を少しでも避けることができると」
2021年の干支・丑のお守りや新型コロナウイルスに打ち勝つための「厄疫除守」の授与も始まりました。
他にもお参り前に手を清める御水舎(おみずや)の使用を禁止したり、本殿近くの本堂でも新年の参拝ができるようにして感染防止対策を行います。
また、電子決済でのおさい銭やスマートフォンで引けるおみくじも導入する予定です。
(初詣客はー)
「しっくりはきてますね。別にきょう元旦じゃなくても」
「やっぱり違和感ありますね、1人だけだったんで。そういう節目節目だけはしとけば気持ち的に違うかな」
しかし、まだ年が明けていない中での初詣。御利益はあるのでしょうか?
(杉本泰潤 執事長)
「お参りしたいときにお参りできるのが、1番御利益がある」
おみくじも2021年への願いを込めて引けば、運勢を占うことができるということです。
(杉本泰潤 執事長)
「年末とか年始とか区別なく、思っていただければよろしいかと思います」