新型コロナウイルスの感染者が増えていることを受けて香川県は7日から2週間、飲食店に対する営業時間の短縮を要請しています。
飲食店と街の人…それぞれの声を聞きました。
(中濱綾那リポート)
「きょうから時短営業の要請が始まり営業時間は21時まで、お酒などの提供は20時までと書かれた紙が貼り出されています」
新型コロナ感染者急増を受け、香川県が「飲食店に時短要請」
香川県は新型コロナの感染者が急激に増えていることを受けて、4月7日から4月20日までの14日間、飲食店に対して朝は午前5時から、夜は午後9時までの営業にするよう求めています。
県は要請に応じた飲食店には1店舗当たり、1日4万円を協力金として支払うとしています。
(「そば酒房 緒川」店主/小川浩司さん)
「みなさんの感染を抑えられるように、お店の方も感染対策はしっかりして協力はしていこうと思います」
こちらのそば店は通常夜11時まで営業していますが、県の要請にしたがって7日からは午後9時に店を閉める予定です。
(「そば酒房 緒川」店主/小川浩司さん)
「私のお店は規模が小さいので(協力金は)すごくありがたい話なんですが、ただそれをもらうっていう感覚はあまり持たない方がいいのかなと考えている」
飲食店への時短要請について街の人たちは…
(街の人はー)
「若い人たちは飲みたいんだろうと、かわいそうですけれども今は我慢の時かなと思います」
「私も結構飲みに行ったり今までしていたからお気の毒だとは思うけれど。このままいくと東京や大阪のようにひどいことになったり」
時短要請を受け、営業再開を見送った店も…
時短要請の動きを受けて営業の再開自体を見送った店もあります。「紺屋町コトマス」は2019年の秋にオープンした中国茶の専門店です。
人が集まるワークショップも開いているため、香川県内の感染状況を見ながら休業と再開を繰り返しています。3月中旬までは県内の感染が落ち着いてきていたため、4月1日に本格的に再開することを目指していました。
(紺屋町コトマス/山本梨沙 社長)
「3月中旬か後半ぐらいに4月1日から再開しますと告知しましたので、直前でしばらくお休みしますと告知しました。普通の生活に戻ってイベント開催などもできるようになってほしいですね」
再開の時期は感染の状況を見ながら改めて検討するということです。