この春、香川県内の大学や短大などを卒業した人の就職内定率が、4年ぶりに前の年を下回ったことが分かりました。新型コロナウイルスの影響で求人数が減ったことが主な要因です。
香川労働局が取りまとめたものです。
2021年3月末時点の大学などの新卒就職内定率は92.6パーセントで、前の年よりも4.9ポイント低下しました。内定率が前の年を下回るのは4年ぶりです。
香川労働局によると、新型コロナウイルスの影響で企業の求人数が前の年より5.7パーセント減ったことが主な要因です。
また、オンラインの就職活動にうまく対応できなかった学生や、就職活動を1年間先送りにする学生もいたということです。
一方、高校の新卒者の内定率は99.3パーセントで前の年と比べ0.6ポイントの低下に留まりました。