香川のクリエイターたちが優れた広告を称える「CCTアワード」が開かれました。
「CCTアワード」は香川県で活動するデザイナーやコピーライター、カメラマンなどでつくる団体「CCT(クリエイターズクラブ高松)」が広告技術の向上を目指して行っているものです。
新型コロナの影響で2020年は開催できず、今回は2年分の124点が出品されました。
グランプリに選ばれたのは高松市のクリエイティブディレクター、村上モリローさんが手掛けた企業メッセージ広告「ことでんは、自由を運ぶ。」です。
撮影は、世界的に知られる写真家のレスリー・キーさんがことでんの駅や電車内で行いました。
外国人や車いすの人、同性カップルなど、どんな人も分け隔てなく運ぶことで地域のさまざまな「自由」を運び続けるという思いを8枚のシリーズポスターで表現しました。
(グランプリを受賞/村上モリローさん)
「いろんな方々と一緒に作った、『自由を運ぶ』ということを表現、みんなでしたというところがそのストーリーに共感してもらえたのかなと」
「CCTアワード」は、会員のクリエイターたちの投票によって、グラフィックデザインや、フォトグラフ、イラストレーションなどの部門ごとの賞を選んでいるのが特徴です。
2年ぶりの開催となった今回は力作が多く、グランプリの票も分かれたそうです。
(グランプリを受賞/村上モリローさん)
「こうやってつながりができて、あのデザインどうやったんですか?とかどうやってディレクションしたんだとか、そういう裏話ができてみんなの活力になると思うんで。これからは香川のクリエイティブをもっと日本や世界に一緒に行けるようなこともできたらいいなと思ってます」