香川県の坂出市はJR坂出駅北口の「市民広場」について、にぎわいづくりのため民間事業者などから広く意見や提案を求めることにしました。
坂出市が対話を通じて民間事業者の意見や提案を把握する「サウンディング型市場調査」を行うことにしたのは、JR坂出駅の北側の一番東側にある「市民広場」の活用方法についてです。
市民広場は約2700平方メートル。坂出市は、飲食店や売店などを設置し、その収益を活用してトイレなど公園施設を整備する事業者の選定を目指します。
民間事業者やNPO法人などに自由な発想で、にぎわいを創出するアイデアを提案してほしいとしています。
5月に就任した有福哲二市長は、坂出駅北口のイオンが入る建物を念頭に、民間と一緒になって、図書館や市民活動の拠点となる複合施設を整備することなどを公約に掲げていて、その一環で広場の活用を模索します。
(坂出市/有福哲二 市長)
「子どもたちが寝そべったり、学生さん達が学校の帰りに立ち寄ってくれたり、もう少し公園に魅力をもたせていきたい」
(坂出駅の利用者は―)
「車でここまで来て、それで岡山まで。(Q.市民広場を使ったことは?)ないですね。遊具がないんでね。(子どもが)まだ小さいので、何もないところでは遊びづらいので」
(坂出市民は―)
「(自宅からは)電車に乗って7分くらいだから、いつもイオンなんです。なかったら困る。広場なんてどうでもいい」
「朝なんかラジオ体操やったり、広場に使ったり、イベント広場に使ったりしていますから、そんなに悪いこともないと思うけど」
坂出市では10月に説明会を行い、12月には個別の提案を受け、2021年内に提案内容の概要を公表する予定です。