新型コロナの影響で香川県教育委員会は、9月いっぱい宿泊を伴う修学旅行などを行わないよう呼び掛けています。そんな中、坂出市の中学生が「オンライン」で修学旅行に行ってきました。
長崎県の平和祈念像が映し出されたのは教室のモニター。坂出中学校の3年生は27日、オンライン会議システムを使って九州各地を巡る「修学旅行」を行いました。
(3年1組担任/矢野竜介 先生)
「オンラインの形でどうにか現地の様子を子どもたちに伝えたいなということで、この願いを学年主任の先生方を中心に考えてくださいました」
坂出中学校の3年生はもともと4月に2泊3日の日程で沖縄県に修学旅行へ行く予定でした。しかし、新型コロナの影響で2度の延期の末、中止になりました。
そんな中、「少しでも修学旅行気分を味わってもらいたい」と旅行会社に依頼して実現したのが、今回の「オンライン修学旅行」でした。
福岡県の太宰府天満宮とはリアルタイムで中継をつないで、生徒が事前に書いた絵馬を現地のバス会社のスタッフが奉納しました。
(中学3年生は―)
「新鮮で楽しく勉強ができました」
「感じるものがオンラインだったらないので現実に行ってみたいです。行きたかったんですけど、現地の有名なものとか知れたので楽しかったです」
オンライン修学旅行の後には太宰府天満宮のお守りが生徒たちに配られました。