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フェンシング・宇山賢さんが香川県に凱旋 金のポスト、浜田知事から表彰も

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 高松市出身で東京オリンピックフェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した宇山賢さんが、オリンピック後初めて香川に帰ってきました。宇山さんをたたえようとJR高松駅前には金色のポストが登場しました。

 JR高松駅の前に設置されたのは「ゴールドポスト」です。

 このポストは東京オリンピック・パラリンピックで金メダルを獲得した選手らをたたえようと、国と日本郵便が協力して出身地などに設置しているものです。

 高松市は神奈川県藤沢市に次いで全国で2カ所目です。

 高松市出身の宇山さん(29)は東京オリンピックのフェンシング男子エペ団体で身長190センチの長いリーチを生かし、日本初の金メダル獲得に大きく貢献しました。

(東京五輪・フェンシング男子エペ団体で金/宇山賢さん)
「『宇山のところで』とか呼んでいただいて、ここで人々が久しぶりに会うとかそういう笑顔あふれるような場所にしていただければと」

 午後には香川県庁を訪れ、浜田知事から表彰を受けました。

 特別功労の知事表彰は県民に誇りや感動を与えたことをたたえるもので、宇山さんは4人目、スポーツ選手では初めての受賞です。

(東京五輪・フェンシング男子エペ団体で金/宇山賢さん)
「本当に素晴らしい賞をいただいたと思っていますし、光栄な気持ちと今後ますます頑張らなければいけないなと気が引き締まるところであります。(自身が)交代選手というちょっと特殊な立ち位置で、『オリンピックに行ってきます』ということが大きな声で言えない立場ではあったんですけれども、本当に一番高いところにある金メダルをですね、持ち帰ったことを本当に嬉しく思っています」

 また12日、宇山さんは自身のSNSで引退を表明しました。

(東京五輪・フェンシング男子エペ団体で金/宇山賢さん)
「全てを金属製のステージ『ピスト』っていうところに置いてきた。置いてくるように試合をした。いったんは現役を退くんですけれども、また違った形でフェンシング、スポーツももちろんですけど、どんどん関わっていけたらいいなと思います」

 宇山さんは今後フェンシングができる設備を充実させるために、さまざまなことに取り組んでいきたいということです。

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