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香川県在住の彫刻家・速水史朗さんが銀座で個展 90歳過ぎても現役

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 90歳を過ぎても創作意欲は衰えていません。香川県在住の彫刻家・速水史朗さんの新作を集めた個展が、東京・銀座で開かれています。

 香川県多度津町在住の世界的な彫刻家・速水史朗さん(93)。2021年も銀座で個展を開きました。

 展示作品は全て今年制作したものばかりです。今回のメインは「KAWARA2021」です。

(彫刻家/速水史朗さん)
「屋根瓦っていうのは人間を守っている、そういう素材ですから、それで彫刻を作るのは面白いと思います」

 並んでいる約80点の作品は、1日に数時間ずつ、「成形」「磨き」を繰り返したものです。平らな部分を向かい合わせて焼き上げ、独特な模様をつける作風は、速水さんならではの発想で誕生しました。

(彫刻家/速水史朗さん)
「瓦屋さんからしてみたら(表面が白くなるのは)失敗作。傷もので捨ててしまう。(でも私からすれば)これほどきれいなもの放らんでええやんかみたいなところから来てる。(Q.子どもたちみたいな感じ?)そうです、そうです。だから放っておいたらいくらでも作るというか。来年もっと増えているもしれない。100歳になったらどうなるかな」

(訪れた人は―)
「(Q.地方から文化を発信し続けているのは?)地方では(作品作りを)できないと思って諦めて上京して戦うんですけど、はなから我が道を行き、こうして成功しているのは、すごいとしか言えない」

 速水史朗さんの個展は10月29日まで東京・銀座の「ギャラリーせいほう」で開かれています。

 速水さんは期間中の10月27日に94歳の誕生日を迎えます。

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