香川県出身の世界的な彫刻家・速水史朗さんの個展が東京・銀座で開かれています。速水さんは10月27日が誕生日で、95歳になりますが、今でも意欲的に創作活動を続けています。
10月17日から東京・銀座のギャラリーで開かれている作品展には約40点の新作が展示されています。
(彫刻家/速水史朗さん)
「間が空いてるでしょ。これが『GATE』なの」
香川県出身の速水史朗さんは毎年この時期に銀座で個展を開いていて、2022年のテーマは「GATE(ゲート)」です。「未来への扉を開こう」というメッセージを込めました。
「瓦」を使った作品と絵画、そして重量感ある石の彫刻がいろいろな「GATE」になっています。
御影石で作った「GATE」は、2つの石が語らうような温かみのある作品に仕上がっています。
この日は速水さんの教え子たちも駆けつけました。
(速水さんの教え子[38年前]/三宅秀紀さん)
「みんなのいいところを見てアドバイスしてくれる先生。学園時代楽しかった。(Q.作品はどうですか?)特に印象的なのは、去年までなかった赤い色。(先生は)100歳に向かってエネルギーがあふれでている」
速水さんは10月27日で95歳になりますが、その創作意欲は衰えてはいません。
(彫刻家/速水史朗さん)
「(Q.創作意欲がなくなることは?)ないですね。毎日ご飯を食べるときとか食事をしながら出てきたり、この銀座で個展やっている間に来年の構想がちらほらと……」
速水史朗さんの作品展は、10月28日まで東京・銀座のギャラリー「せいほう」で開かれています。