岡山県の新型コロナによる自宅療養者は、オミクロン株の感染拡大で年明けから急激に増えているのが分かります。
私たちがもし新型コロナに感染し自宅療養になったら? 今後さらに増えることが予想される新型コロナの自宅療養者。自治体が行っているサービスとは?
岡山市内のとある場所で詰め込まれているのは、インスタント食品に生卵、キウイフルーツなどの生鮮食品。
これらは新型コロナに感染し自宅で療養している人に「無料」で届けられるもの。岡山県が業者に委託して行っているサービスです。
(松木梨菜リポート)
「食料品だけでなく希望する人にはこうした日用品も一緒に届けられます。中を見てみますとトイレットペーパー、石鹸、除菌シートなどが入っています」
5日分の食料品と日用品合わせて43品目が届けられます。療養者からの要望で2022年に入って品目を増やしたそうです。
(岡山県 新型コロナウイルス感染症対策室/岸本真里依さん)
「物資を事前に備蓄されている方は多くないと思っております。外出することなく自宅での療養に専念していただけるように配食サービスを始めた次第です。保健所が業者に発注してから約1~3日でのお届けとなります」
(松木梨菜リポート)
「療養者にはこうした段ボール箱が届けられます。配達する人はこちらを玄関先に置くため療養者と接触することはないということです」
(岡山県 新型コロナウイルス感染症対策室/岸本真里依さん)
「今後も自宅療養者の数が増えることが見込まれておりますけれども、そういった場合でもスムーズに自宅療養者の方に食料品等をお届けできるように関係業者等と連携していきたいです」
一方で政府はオミクロン株の感染拡大を受けて40歳未満で基礎疾患がなくワクチンを2回接種した人などの重症化リスクが低い人は、医療機関を受診しなくても自宅で療養することを認める方針を発表しました。
簡易キットなどで検査を行い、陽性であれば自治体に連絡し自治体の健康観察などを受けることになりますが、こうしたケースを実際に運用するかどうかは各自治体の判断としています。岡山県は「運用するかは未定」、香川県は「具体的な方針は未定」としています。