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94歳の彫刻家・速水史朗さんの新作モニュメント 多度津町新庁舎に設置へ 香川

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 香川県多度津町在住で国内外で活躍する彫刻家、速水史朗さんが手掛けたモニュメントが、3月完成予定の新しい町役場に設置されることになりました。

 日本を代表する彫刻家の一人、速水史朗さん。94歳になった今でも出身地の多度津町にアトリエを構え、創作活動を続けています。

 これまでに東京都庁をはじめ、国内外で多くのモニュメントを手掛けてきました。

 その速水さんの新作の設置作業が、2月17日から多度津町の新庁舎の前で始まりました。

 速水さんの作品の特徴である丸みを帯びた黒御影石を図面通りに組み合わせます。黒御影石は4つのパーツに分かれていて、1つが2トンもあります。

 今回の作品のテーマは「出会い」。構想からここまで1年かかりました。

(彫刻家/速水史朗さん)
「やっぱり作品を作って設置が始まるとうれしい。建物と一体になって作品がどのように町民に受け入れられるか非常に楽しみ。(『出会い』というタイトルについて)新設の町役場に町民の方々が来られて出会っていく、そういう意味があります」

 作品に使われている黒御影石は、高松市庵治町にある石材店のものです。半世紀近くにわたって速水さんの作品に携わってきました。

 速水さんは90歳を過ぎた今でも毎年10月に東京・銀座で個展を開き、新作を発表しています。

 また、2020年は高松市の玉藻公園近くにモニュメントを制作するなどその創作意欲は衰えることがありません。

 今回の新作「出会い」は、2022年5月中旬ごろに予定している役場の落成式にあわせてお披露目されるということです。

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