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岡山県内初 小中一貫の義務教育学校が開校 「中1ギャップ」の解消などに期待

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 新しい学校が誕生しました。岡山県で初めてとなる小中一貫の義務教育学校が開校しました。

(記者リポート)
「スクールバスの児童たちも登校してきました。岡山県で初めてとなる義務教育学校『山南学園』がスタートします」

 「山南学園」は、岡山市東区の4つの小学校と山南中学校を統合し、新設された義務教育学校です。

 7日の入校式と始業式には2年生から9年生までの児童・生徒366人が出席し、松浦敏之校長からメッセージが送られました。

(義務教育学校「山南学園」/松浦敏之 校長)
「義務教育学校はタイムマシンのある学校。2年生の人は7年後までの自分に会いに行くことができます。未来の自分を目指し頑張ることができます」

 式の後、児童らは新しい教科書を受け取り、クラスの係決めなどをしました

(児童は―)
「みんな楽しそうでうれしそうだし、僕も楽しいです」
「新しい友達とみんな仲良くできるといいなと思います」

 義務教育学校「山南学園」は1年から4年を初等部、5年と6年を中等部、7年から9年を高等部で構成します。

 設備面ではICT(情報通信技術)教育を推進するためのプロジェクターが備えられた教室や、グループ学習に適した5角形の机が特徴のプレゼンルームが設けられています。

 岡山市教育委員会では9年間の一貫教育により、学習や生活の環境変化で不登校が増えるとされる「中1ギャップ」の解消や、中等部の英語や理科などでの教科担任制の導入による学力アップが期待されるとしています。

 また、「山南学園」には、地域活性のシンボルとしての期待も寄せられます。

(義務教育学校「山南学園」/松浦敏之 校長)
「まずは地域に根差して、そしてこの地域から日本、世界へ羽ばたいていく子どもたちを育てていきたいなと思っています」

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