岡山県で新型コロナウイルスのオミクロン株「BA.4系統」の感染が初めて確認されました。検疫を除くと国内で初めての確認です。
(岡山県保健福祉課 新型コロナウイルス感染症対策室/森隆之 室長)
「現時点では市中感染とは 考えていないところです」
岡山県は6月中旬に発症した患者1人の検体からオミクロン株「BA.4系統」が、もう1人の患者の検体から「BA.5系統」が確認されたと22日に発表しました。「BA.4系統」は検疫を除くと国内で初めての確認です。
国立感染症研究所によりますと、BA.4、BA.5は2022年に南アフリカで検出された亜系統で、現在主流のBA.2よりも感染力が強い可能性がある一方で、重症化の危険が高いことを示す研究結果はないということです。
岡山県は2人の年齢や性別を公表していませんが、症状は軽症で2人とも海外滞在歴があり、帰国後に不特定多数との接触はないということです。