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【衆院選2026】深夜1時、約800票差の決着「奇跡的な議席」「負けは負け」 ルポ・香川1区

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 8日に投開票が行われた衆議院選挙、香川1区では中道改革連合の前職が僅差で自民党前職との9度目の対決を制しました。「新党結成」と「高市人気」でこれまでとは違った選挙戦になりました。

829票の僅差で中道・前職が勝利

 日付が変わっても出ない結果……。中道改革連合前職の小川淳也さん(54)、自民党前職の平井卓也さん(68)、それぞれの事務所は緊迫感に包まれていました。

 土庄、小豆島、直島の3町では小川さんが18票のリード。残る高松市の開票が進んでいました。

 2人の決着が着いたのは9日午前1時すぎ。有効票の最後の束が積み上げられると、その差はわずか811票。

 これまで9回の対決で最も小さい票差で小川さんが8回目の当選を果たした瞬間でした。

(香川1区で当選/小川淳也さん[中道・前])
「この奇跡的な、あまりにも重い議席をしっかりと活用させていただく」

(比例復活当選/平井卓也さん[自民・前])
「負けは負けです。皆さん本当にありがとうございました」

中道に加わるも「変わらない」政治姿勢アピール

 投開票日3日前の2月5日、高松西インターチェンジ近くのコンビニの駐車場に小川さんの姿がありました。

 報道各社の情勢調査で「接戦」が伝えられる中、岡山と愛媛への応援の合間、1時間だけ地元に戻り、自転車で街宣活動を行いました。

(中道・前/小川淳也さん)
「激戦、厳しいですね。この新党の受け止めが複雑であることと、政権の支持率が高いこととダブルで。頭は押さえられて足元が崩れてるってダブルなんで」

 小川さんはこれまで支援団体の連合香川に加え、幅広い世代の「無党派層」から支持を集めてきました。

 しかし今回、選挙の直前に立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」に加わり、これまでとは違った戦いとなりました。

(中道・前/小川淳也さん)
「寝耳に水。選挙の直前に、ジタバタしている、ドタバタしていると受け取られかねないことは大変に危惧をしている」

 選挙戦で小川さんは公明党の県議や高松市議、支持者らの全面サポートを受ける一方、「変わらない」政治姿勢をアピールしました。

(中道・前/小川淳也さん)
「これからも小川淳也は変わりませんので、変わりようがありませんので」

「高市人気」で無党派層の票が自民・前職に

 平井さんは高い支持率を誇る高市総理の顔写真をポスターや選挙カーに載せるなどし、「無党派層」にアピールしました。

 選挙戦最終日、母校で地元決起集会を開いた小川さんは「比例復活は難しい」と支援を訴えました。

(中道・前/小川淳也さん)
「国会が自民と維新で埋め尽くされる日が、あす来ても。香川1区だけはそうはさせないぞと思っています」

 ANNの出口調査の結果をみると、小川さんは、2025年の参院選で立憲、公明に投票した人の9割近くを固めていました。

 短期間での連携に戸惑いもあった中、2つの党の支持層に浸透できたことがうかがえます。

 しかし、これまで小川さんが強かった無党派層では小川さんが55%、平井さんが29%と、かなりの票が平井さんに流れたとみられます。

 年代別では10代から40代で平井さんが小川さんを上回り、こちらも「高市人気」の影響がみられました。

 当選から一夜明け、小川さんは高松市の栗林公園の前で街頭に立ち、「国民から信頼される野党第一党に作り変えていく」と訴えました。

(香川1区で当選/小川淳也さん[中道・前])
「高市さんの人気の高さが果たして雰囲気だけのものなのか。小さくなったとはいえ野党第一党の務めは、まず権力を行使しているのは政権与党ですから、それを批判的立場からきちんと検証していく」

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