高松高等裁判所の裁判官4人が新型コロナに感染したとして、裁判の期日16件が取り消されました。
新型コロナに感染したのは、高松高等裁判所の民事部に所属する40代から60代の男性裁判官4人です。4人はいずれも同じ部屋で勤務していました。
4人は7月27日に高松市の飲食店で一緒に昼食をとり、その時1人がマスクを外して会話をしていたということです。マスクを外して会話をしていた1人は前日から倦怠感を感じていたということです。
高松高裁によると、裁判官の感染を受けて7月29日から8月5日までの高裁の民事裁判など16件の期日が取り消されました。取り消された期日については、今後対応を検討するということです。
高松高等裁判所の一原友彦事務局長は「基本的な感染対策がとられていない部分があったことについては大変遺憾である」とコメントしています。