2018年の西日本豪雨で堤防が決壊するなどした、倉敷市の小田川と高梁川の合流点付け替え工事が進んでいます。小田川の新たなルートに架かる橋が開通しました。
(倉敷市/伊東香織 市長)
「安全安心とそして倉敷・船穂・真備、この地域をより一層強くつないでいく」
開通したのは新柳井原橋です。橋は全長187mで、柳井原貯水池を通る新たな小田川のルート上に架けられました。
大雨が降った場合の河川の氾濫リスクなどを軽減するため、国土交通省が行っている小田川と高梁川との合流点付け替え工事の一環です。
17日は地元の柳井原小学校の児童らが橋の上を歩き渡り初めをしました。
柳井原地区側の橋の一部には、地元特産の金時人参やかつて高梁川で物資の輸送をしていた高瀬舟があしらわれています。
新柳井原橋の総工事費は約15億5000万円。合流点付け替え工事全体の進捗は64%で、2023年度末に完了する予定です。
(高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所/濱田靖彦 所長)
「橋は川の上に架かるもの。ここが小田川になるんだと感じてもらえる方も増えるのではないかと思います」
(倉敷市/伊東香織 市長)
「地域が一体となる大きな象徴となる橋になった。車もそうだが、ぜひ日頃の散歩などもして地域の良さも分かってもらい利用してほしい」