3年ぶりの開催です。中四国最大級の野外ロックフェス「MONSTER baSH(モンスターバッシュ)」、通称「モンバス」が香川県まんのう町で開かれました。
(荻津尚輝リポート)
「ゲートが開くまであと20分。入口前には多くの人がいます。そしてこちら側にはさらに多くの人が集まっています!」
(観客は―)
「3年ぶりですし、すごく楽しみにしていたフェスなのですごく楽しみです。『楽しみ』しか言ってない(笑)」
「フェス来たなって感じがしてすごい楽しみ。ワクワクします」
20日と21日、国営讃岐まんのう公園で開かれた「MONSTER baSH」、通称「モンバス」。BiSHやスキマスイッチ、MONGOL800など約50組のアーティストが参加しました。
(観客は―)
「去年・おととしと行く予定だったんですけど、コロナで行けなくて。今回開催できて本当にうれしい」
2021年、「モンバス」は新型コロナ対策をとった上で開催することを目指し、会場の設営など準備を進めていました。しかし、香川県にまん延防止等重点措置が適用されることになり、イベントの4日前に県が主催者に対して「予定日に開催しないよう」に要請。その日の夜、中止が発表されました。
(四星球)
「ようこそ『MONSTER baSH』へ。お待たせしました」
3年ぶりの開催となる今回は、さまざまな感染対策がとられています。
(荻津尚輝リポート)
「ステージ前方の一番近いこのエリア、床を見ると黄色いテープで1人当たりの場所が区切られていて、人数が制限されていることが分かります」
このエリアは事前の抽選に当たった人のみが利用することができるようにしています。これはステージに近いほど人が密になることを想定した対策です。
さらに観客には一部エリアを除いてマスクをつけ、大声を出さないよう求めました。そんな中、観客たちは音楽に合わせて体を動かしたり手拍子をしたりして盛り上がっていました。
(観客は―)
「最高です!」
「めちゃめちゃ楽しいです。暑いですけど楽しさの方が勝ちます」
(MONSTER baSH プロデューサー/定家崇嗣さん)
「やはり昨年の悔しさ……。今年開催できたことで今まで準備してきて良かったという気持ち。マスクですとか、ソーシャルディスタンスをお客様にも守っていただいて一緒にイベントを作ってもらいたい」
今回のモンバスは観客だけでなくアーティストにとっても待ち望んだものでした。
(四星球/北島康雄さん)
「この3年間、全国だと開催できたフェスもある。その時々に思いますね、『MONSTER baSH今年どうなるだろうな』みたいな。それくらい待ち遠しかった」
(四星球/モリスさん)
「マスクしていますけど笑顔が丸見えみたいな、すごい皆さんの表情がイキイキしていて、こっちもグッとくるものがありました」
(MONSTER baSH プロデューサー/定家崇嗣さん)
「頑張ってくださいという応援の声もとてもうれしかったんですけど、お客さんが笑顔で拳を上げて音楽を楽しんでいる姿を見るのは全然違って、開催して良かったなという気持ちです。今年からまた来年・再来年に向けてフェスを開催し続けようという強い気持ちになっています」