ウクライナ出身のピアニストが香川県高松市の小学校を訪れ、子どもたちの前で美しい音色を響かせました。
高松市の木太南小学校で演奏したのは、ウクライナ出身のピアニスト、パヴェル・ギントフさん(38)です。
ギントフさんは12歳の時にウクライナでデビューした後は、世界中の舞台で演奏。2006年には、第1回高松国際ピアノコンクールで1位に輝きました。今回の学校訪問は、高松国際ピアノコンクールの推進事業として企画されました。
高松国際ピアノコンクールは4年に1度開かれていますが、2022年3月に予定されていた第5回大会は新型コロナの影響で2023年2月に延期となっています。
初めて香川県の学校で演奏したギントフさんは、ショパンやモーツァルトなど5曲を奏でました。
最後はギントフさんの伴奏で子どもたちが木太南小学校の校歌を歌いました。
(ウクライナ出身/パヴェル・ギントフさん)
「子どもたちは上手に歌っていました。私は校歌を知らないし、テンポも分からなかったですが、子どもたちについていく感じで簡単に楽しく伴奏できました」
(6年生は―)
「生で聴いて、音の響きとかがスピーカーで聞くのとは違うと思いました」
「ギントフさんは体全体をしっかり動かして演奏していたので、やっぱり違うなと思いました」
(ウクライナ出身/パヴェル・ギントフさん)
「ロシアのウクライナ侵攻によって、国家と文化が危機に直面しています。私はできるだけ多くの人に、ウクライナの美しい文化や音楽を伝えることが大切だと思っています」