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うどんを食べてツイートすると「NFT」を優先購入 うどん店の新たな挑戦がSNSでも話題に 香川・丸亀市

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 香川県丸亀市のうどん店が「うどん」と「デジタル」を掛け合わせた新しい企画に挑戦しています。SNSで話題になったこの企画は、2021年の新語・流行語にノミネートされた「NFT」を活用しています。

(瀧川奈津希リポート)
「おいしい、コシがあるもちもちとしているところもあれば、薄めのところもあってそれがいいですね」

 機械を一切使わず、昔ながらの製法でうどんを作っているのは、丸亀市の純手打うどん「よしや」の山下義高さん。ただ、伝統を大切にしながらも新しい挑戦を続けるのが「山下さん流」です。

 2021年は、しっぽくうどんの具を全部ミキサーにかけてポタージュにした「しっポタうどん」というユニークなメニューを開発しました。そんな山下さんが今回行ったのが、SNSを活用した取り組みです。

(純手打うどん「よしや」/山下義高さん)
「うどんを食べてハッシュタグを付けてSNSに投稿する。そしたら、うどんを食べてそれを拡散してくれてるからありがとうという意味で『優先購入権を付けますよ』というやり方」

 この「優先的に購入できるもの」には、最新のトレンドを取り入れてみました。

(純手打うどん「よしや」/山下義高さん)
「飲食店とNFTを掛け合わせられないかと思って模索しております。僕もよく分からないんですよね、だから1個ずつ試していってる感じですね」

 「NFT」は、「ノン・ファンジブル・トークン」の略。これは、他に代わりがなく、偽造や改ざんができない「デジタルデータ」を指します。唯一無二のデータのため、「価値」が認められれば、売買の対象にもなります。

 市場調査会社のレポートによると、2021年のNFTの世界の取引額は約177億ドルで、前の年の200倍以上に増えました。この「NFT」は2021年、新語・流行語大賞にもノミネートされました。

 今回の企画では、うどんを食べてツイートすることで「NFT」を優先購入できます。こちらのうどん店をモチーフにした「デジタルアート作品」がその「NFT」。描いたのは山下さんの知人だそうです。

 7月下旬に始めたところ予想を上回る反響がありました。

(純手打うどん「よしや」/山下義高さん)
「すごかったですね、最初ツイッターのトレンドに載りましたからね。市場のベースみたいなものをあげたいというのが基本的にあるので、自分たちだけで上がっても知れているので全体の底上げというのは常に意識していますね」

 この企画は15日まで行っていて、山下さんによると、これまでにハッシュタグを付けたツイートが約2400件あったということです。

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