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県民で監視を…香川県議の「政務活動費ウォッチング」 市民団体が呼び掛け閲覧

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 香川県議会議員の「政務活動費」の支出をしっかり監視しようと市民団体が県民に呼び掛けて収支報告書などを一緒に閲覧しました。

 市民オンブズ香川が毎年行っている「政務活動費ウォッチング」です。7回目の今回は、香川県に住む男女5人が参加しました。

 参加者は市民オンブズのメンバーからポイントを聞きながら、県議が提出した2021年度分の収支報告書や領収書のファイルをチェックしました。

(初めて参加した男性は―)
「議員によっては研修費にすごいお金、何十万円も使っている方もいらっしゃって、これは果たして適切な使い方なのかなと疑問が残ることもあったりします」

 香川県議の政務活動費をめぐっては、2021年4月に高松地裁が2013年度分の支出の一部を「違法」だと認定して返還を命じる判決を言い渡したほか、公職選挙法違反の疑いで刑事告発されるなど使い道が問題になっています。

 香川県議会は2022年2月に特別委員会を設置してマニュアルの見直しを検討していて、2023年度分からは収支報告書をホームページで公開する方針です。

(記者)
「今までは10数人ほどが入れる部屋での閲覧が可能でしたが、今回は2人ほどしか座れない部屋での閲覧となりました」

 市民オンブズ香川の「政務活動費ウォッチング」では、参加者が多くて閲覧場所の図書室が手狭なため委員会室を使わせてもらっていました。しかし、今回、県議会事務局は「これまでの対応が誤りだった」として図書室での閲覧に限定しました。

 市民オンブズ香川は、議会が県民に対しての説明責任を果たすためにも県民の閲覧希望により柔軟に対応するよう陳情を出しています。

(市民オンブズ香川/渡辺さと子 事務局長)
「政務活動費をどう使っているかは、本当に議員の姿勢がよく分かるものだと思います。どういうふうな使い方であれば、県民のために反映されて役立っていくのかということを、県民自身が判断できるような形でオープンにしていただきたい」

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