香川県さぬき市は大串半島の活性化を目指しています。このにぎわいの拠点として期待される施設の建設が始まりました。
9日の安全祈願祭では、さぬき市の大山市長らがくわ入れなどを行い工事の無事を願いました。
瀬戸内海国立公園の大串半島に建設されるのは地上1階・地下1階の木造の施設です。延べ床面積は約200平方メートルでカレーなどの軽食やワイン・コーヒーなどが楽しめます。
整備費用は約3億円です。
大串半島には以前、温浴施設や飲食施設がありましたが経営がうまくいかず撤退しました。
こうした経緯もあり今回の施設に関する3年前のパブリックコメントでは計画見直しを求める意見が半数を占めましたが、市議会は賛成多数で基本構想を可決しています。
大串半島の拠点施設の完成は2024年の3月末を予定しています。
(さぬき市/大山茂樹 市長)
「大串半島・瀬戸内海随一の景観を生かし、その中の人々が憩える建物に、大き過ぎず小さ過ぎず、木造ということで自然と親しみ・親和性のある建物になっている」