岡山県弁護士会(竹内俊一会長)は、拘束されている被疑者や被告人と面会する「接見」について、オンラインでも可能とする法制度化を求める会長声明を発表しました。
法制審議会の刑事法部会で刑事手続きのIT化に関する議論が進んでいることを受けて、全国の弁護士会が行っているものです。
現在、弁護士が被疑者や被告人とオンライン接見することは原則として認められておらず、ほとんどの場合、弁護士が会いに行く必要があります。
しかし遠距離の場合も多く、弁護士にとっては、その都度面会することは、時間やコスト面で大きな課題になっているということです。
オンラインでの接見が可能になれば、こうした課題が解決できるほか、接見のハードルが下がるため、接見回数が増えるなどのメリットも期待されています。