高松高等検察庁の検事長に着任した佐藤隆文さんが21日、記者会見で抱負を述べました。
佐藤検事長は東京都出身の61歳。最高検察庁の監察指導部長や公安部長などを歴任しました。
1995年に起きたオウム真理教の地下鉄サリン事件では被疑者や被害者の遺族の事情聴取などを担当していました。
着任会見で佐藤検事長は今後の抱負について「検察が正しい方向に変化し続けることが大切だ」と述べ、情報化とIT化の2つの重要性を挙げました。
また、「四国の犯罪情勢は比較的落ち着いている」と述べる一方で、「殺人や強盗などの凶悪な事件は全国的に増加傾向のため四国においても治安維持を怠らないようにしていきたい」と語りました。