美術を学ぶ大学生が香川県丸亀市の島に滞在して作品制作に取り組みました。
(東北芸術工科大学 2年/籠宮真瑚さん)
「魚の自由な感じが大好きで、夜の海見てたら青くキラキラ輝く魚がいて、結局何なのか分からなくて、それがすごく印象に残りました」
「HOTサンダルプロジェクト」は、美術を学ぶ学生が丸亀市の本島・広島(H)、小手島(O)、手島(T)に滞在して作品制作をするものです。
丸亀市などが企画していて、12年目の2023年は、東京や山形などから合わせて10人の学生が参加しました。広島に滞在した日本画専攻の3人は、作品制作のほかにも島民と交流しながら海水浴や釣りも楽しみました。
(多摩美術大学 1年/安齋詩寧さん)
「島の人たちが本当に温かくて、軽トラに乗せて島1周させてもらったり、採石場を見学させてもらったり、東京とかだと個人主義な感じだけど(広島は)町が一体となっている感じがしてすごいいいなと思いました」
丸亀市によるとこのプロジェクトをきっかけにこれまでに4人が広島や手島に移住しました。
この日、激励に訪れたプロジェクトの卒業生、斉藤茉莉さんもその一人。東京の大学を卒業後広島に移住。島での生活は8年目になりました。
(広島に移住して8年目/斉藤茉莉さん)
「HOTサンダルの卒業生を『卒島生』と言うんですけど、何年も毎年夏になったら通って泊まっていく子たちもいるので、特にアーティストが制作をするのにとっても最適だと思うので」
(女子美術大学 大学院1年/程佳山さん)
「都会と違う生活して自分もゆっくりして制作しました。毎日ここに居たいです。貯金いっぱいして移住します!」(斉藤茉莉さん)「お待ちしています!」
学生たちが制作した作品は、9月3日まで丸亀市生涯学習センターで展示されます。