バスケットボールB3・トライフープ岡山が新型コロナ助成金の受給を巡り岡山労働局から支給取消処分を受けたことから、B3リーグは27日、トライフープ岡山に対して制裁金50万円をリーグに支払うなどの制裁処分を決めました。
トライフープ岡山によると新型コロナの影響でリーグ戦が中止したほか、スクール活動の停止、イベント中止などで売り上げが減少。
従業員の雇用を維持するため、2020年から2022年にかけて新型コロナの雇用調整助成金を岡山労働局に申請し、受給したということです。
この助成金を巡って2022年12月から2023年7月にかけて、岡山労働局から調査を受けました。
トライフープ岡山によると勤務実態と助成金の申請内容に齟齬が生じるなど申請手続きに一部誤りが見つかり、岡山労働局から8月22日付で支給決定の取り消しを受けたということです。トライフープ岡山は、岡山労働局に対し助成金を全額返還したということです。
B3リーグは国が定める支給要領を遵守しなかったことなどはリーグ規約に違反するなどとして、27日付でトライフープ岡山に対し「けん責および制裁金50万円」の処分を決めました。
この処分を受けトライフープ岡山の中島聡代表取締役は「不正確な申請を行ってしまったことは事実。今回の結果を重く受けとめ、労務管理体制を見直すなど出来得る限りの再発防止策を取っている。二度とこのような事態が発生しないよう改善に努めている」とコメントしています。