放課後や学校が休みの日に児童を預かる「放課後児童クラブ」のスタッフを確保しようと、岡山市が就職相談会を開きました。
(記者リポート)
「相談会には午前中から多くの人が訪れています。相談に訪れる人が増えたため、机とスタッフを増やして対応しています」
相談会に訪れた人は「放課後児童クラブ」の仕事内容や勤務条件を市の職員に聞いていました。
(相談会に来た人は―)
「昔、保育士になりたくて、子どもに関わる仕事がしたいなと。最後の仕事になると思うので」
「保育士の資格を取ろうと思っていて気になって来ました。子どものことを一番に考えて行動できる人になりたいです」
市が運営する新年度の「放課後児童クラブ」への入所を1次募集で申し込んだのは、これまでで最も多い6383人です。(市の直営化以降)
一方、現時点で入所が決まっていない待機児童の数は、こちらも過去最多の404人です。(市の直営化以降)
(岡山市 地域子育て支援課/寺岡洋平 課長補佐)
「保育園の環境整備は岡山市もこれまで進めてきました。保育園を利用していた方が、小学校に上がっても引き続き児童クラブを利用したいということで、ニーズが高まっている。スタッフが足りていない」
市は、学校と調整して特別教室を活用したり、利用者が増えそうな地域に専用の施設を整備したりします。
入所が決まっていない約400人のうち300人について、施設面では受け入れのめどが立ったとしていますが、スタッフが不足し受け入れることができません。
今後、市は、スタッフの採用活動に力を入れ、2025年度の春までに待機児童数ゼロを目指すとしています。
(岡山市 地域子育て支援課/寺岡洋平 課長補佐)
「受け皿を増やしていく。待機児童ゼロを目指して取り組んでいます。」