5年前まで全国で2番目に多かった岡山市の待機児童が、4月1日時点では1人になったことがわかりました。
岡山市の保育所や認定こども園などには、4月1日時点で1万8845人の入園申し込みがありました。このうち第3希望までの施設に入れず、「待機児童」となったのは1人で、2022年より7人減りました。
岡山市の保育所などの待機児童数は2016年から3年連続全国ワースト2位で、ピーク時の2017年には849人にのぼりました。
市は受け皿の拡大を図り、4月1日時点で過去最多となる2万1189人分の受け皿を確保しました。これは2016年と比べ6600人以上増えています。
一方、2023年度は195の認可保育施設のうち27施設が、定員の8割に達していません。
これを受け、大森市長は今後、希望が少ない施設の定員を減らし希望が多い施設の定員を増やすなど、アンバランスを解消したいとしています。
また小学生を預かる放課後児童クラブの待機児童が2022年5月時点で167人いたことから、今後はこちらの解消にも力を入れる考えを示しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「預けられないとなると、ご両親は働けない。放課後児童クラブの整備、そういった展開はもう緊急」