2月14日はバレンタインデー。今や世界中で愛されている「チョコレート」の起源に迫る特別展が、岡山県備前市の美術館で開かれています。
備前市日生町の「BIZEN中南米美術館」では、特別展「チョコレートの王国」が開かれています。
(BIZEN中南米美術館/森下矢須之 館長)
「5年前にチョコレートの歴史に関する大変な発見がありまして、古代のエクアドルで5000年以上前に初めて人がチョコレートを食していたということが分かったものですから、その成果を中心に古代のアメリカとチョコレートの関わり、これを分かりやすくご覧いただこうというのが今回の展示です」
エクアドルで見つかった土偶は、古代の貴人の姿を今に伝えています。マントの柄は「カカオ豆」です。
古代マヤ文明が栄えた3世紀から10世紀ごろに、王族が使っていたとされるチョコレートカップは、現在のグアテマラで見つかりました。
(BIZEN中南米美術館/森下矢須之 館長)
「王族たちがチョコレートカップにドリンクチョコレートを入れて、毎日20~30杯飲んでいた。平均寿命が30歳の時に、マヤの王様たちは60歳から90歳ぐらいまで長生きしたということが分かっています」
この特別展は3月31日まで備前市の「BIZEN中南米美術館」で開かれていて、見学には予約が必要です。